膝関節への注射療法とは

膝関節への注射療法とは

膝関節への注射療法は、関節内に直接薬剤を注入して、痛みの緩和や炎症の抑制を図る治療です。代表的なものとして、関節の潤滑を改善するヒアルロン酸注射と、炎症を強力に抑えるステロイド注射があります。

大阪市北区・梅田のほしやま整形外科医院では、注射療法だけに頼るのではなく、再生医療、ラジオ波治療(Coolief:クーリーフ)、リハビリテーションを含めた総合的な膝関節治療を実施しています。注射で痛みや炎症をコントロールしながら、リハビリテーションで筋力を回復させていくという進め方を基本としています。

注射療法の種類

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸は、健康な膝関節の関節液に含まれている成分です。関節内に注入することで、関節面の潤滑を改善して滑らかな動きを助けるとともに、軟骨の保護や炎症の抑制にも効果が期待できます。

変形性膝関節症に対する標準的な注射療法として広く用いられており、保険が適用されます。一般的には週1回の注射を3~5回続けて、その後は症状に応じて間隔を開けながら継続していく形になります。

ステロイド注射

ステロイド(副腎皮質ホルモン)は、強力な抗炎症作用を持つ薬剤です。膝関節内の炎症が急に強くなった時や、水が溜まって腫れが強い時に使用します。即効性があり、注射後比較的早い段階で痛みや腫れが軽減されることが多い治療です。

ただし、頻回のステロイド注射は軟骨や周囲の組織に影響を与える可能性があるため、使用回数や頻度には配慮が必要です。当院では、ステロイド注射の使用は必要な場面に限定して、慎重に判断しています。

こんな方におすすめです

  • 膝の痛みが日常生活に支障をきたしている
  • 変形性膝関節症で膝の動きが硬くなっている
  • 膝の炎症が強く、腫れや熱感がある
  • 内服薬や湿布だけでは痛みが十分にコントロールできない
  • リハビリに取り組みやすい状態を整えたい
  • 手術ではない方法で痛みを軽減したい

注射療法で期待できる効果

痛みの緩和

ヒアルロン酸注射は関節面の摩擦を減らすことで、歩行時や階段昇降時の痛みの緩和が期待できます。ステロイド注射は炎症を直接抑えることで、急性期の強い痛みに対して速やかな効果が見込めます。

関節の動きの改善

関節内の潤滑が改善されることで、膝の曲げ伸ばしがスムーズになり、歩行やしゃがみ込みの動作が楽になることがあります。

炎症・腫れの軽減

関節内の炎症を抑えることで、膝の腫れや熱感の軽減が期待できます。水が溜まっている場合は、穿刺(関節液の吸引)と注射をあわせて行うことで、より効果的に症状を改善できることがあります。

リハビリの効果を引き出す

痛みが強い状態ではリハビリに十分に取り組むことが難しくなります。注射で痛みを和らげた状態でリハビリを行うことで、筋力の回復や可動域の改善がより得られやすくなります。

ヒアルロン酸注射とステロイド注射の使い分け

当院では、患者様の膝の状態に応じて二つの注射を使い分けています。

ヒアルロン酸注射が適している主なケース

慢性的な痛みが続いている変形性膝関節症の方や、膝の動きが硬くなっている方が主な対象です。定期的に継続することで効果を維持していく治療です。

ステロイド注射が適している主なケース

炎症が急に悪化して膝が強く腫れている場合や、水が大量に溜まっている場合に使用します。短期間で炎症を抑える目的で使用するもので、長期にわたって繰り返す治療ではありません。

注射時の痛みについて

「注射は痛いのでは」と心配される方もおられますが、膝関節への注射に使用する針は細く、多くの方が日常的に受ける採血と同程度の痛みです。注射自体の所要時間も数分程度です。痛みに不安がある方には、事前にお声がけいただければ配慮しながら処置を行います。

注射療法の流れ

STEP01

診察・検査

まず膝の状態を診察と検査で確認して、注射の種類と必要性を判断します。腫れが強い場合はエコーで水の量を確認した上で処置に進むことがあります。

STEP02

注射の実施

必要に応じて関節液の吸引(穿刺)を行った後に、ヒアルロン酸またはステロイドを関節内に注入します。処置全体の所要時間は数分程度です。

STEP03

処置後の過ごし方

注射後はそのままお帰りいただけます。当日の入浴も可能ですが、感染防止のためシャワー程度にしていただくことが多いです。激しい運動は翌日以降にしていただくようにお願いしています。注射後に痛みが増したり腫れが出たりした場合は、お早めにご連絡ください。

STEP04

経過確認・次回の予約

次回の受診で注射の効果を確認して、今後の治療方針(注射の継続、リハビリテーションへの移行、他の治療の検討など)をご相談していきます。

ACCESS

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15:00-15:30完全予約制
15:30-18:30

受付時間は診療終了の15分前、初診は30分前となります

  • …保険診療
  • …16:00-19:00
  • …完全予約制(自費)・
    変形性ひざ関節症に対する専門外来・再生医療
  • ※リハビリテーションは保険診療15:00-19:00

休診日水曜午前、土曜午後、日曜・祝日

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