膝に力が入らなくなる症状について

膝に力が入らなくなる症状について

歩いている途中や立っている時に、突然膝が「ガクッ」と崩れる。いわゆる「膝崩れ」と呼ばれる症状です。英語では「giving way(ギビングウェイ)」と呼ばれ、膝関節の不安定性を示す重要なサインとされています。

この症状は転倒につながる危険性が高く、特にご高齢の方では骨折のリスクにも直結します。一度でも膝崩れを経験された方は、「また起きるのではないか」という不安から外出や運動を控えてしまうことも少なくありません。

大阪市北区・梅田のほしやま整形外科医院では、MRIによる靭帯の詳しい評価を行った上で、膝崩れの原因に応じた治療をご提案しています。一度でもこの症状が起きた方は、お早めにご相談ください。

こんな症状はありませんか?

  • 歩いている時に急に膝が「ガクッ」と抜ける
  • 階段を下りる時に膝が不安定に感じる
  • 方向を変えようとした時に膝が崩れる
  • 立ち上がった瞬間に膝から力が抜ける
  • 膝に体重をかけるのが怖いと感じる
  • 膝崩れが気になって歩くことに不安がある

膝に力が入らなくなる原因

靭帯の損傷・機能不全

膝関節の安定性を保っている靭帯が損傷していると、特定の動作で膝が支えられなくなり、崩れるような感覚が生じます。前十字靭帯の損傷が最も代表的な原因で、スポーツ中の怪我だけではなく、過去の損傷が十分に治癒しないまま不安定性が残っているケースでも起こります。

大腿四頭筋の筋力低下

太ももの前面にある大腿四頭筋は、膝を伸ばして支える主要な筋肉です。加齢・運動不足・長期の安静などによってこの筋力が低下すると、膝を安定させる力が不足して、体重をかけた瞬間に膝崩れが起こることがあります。

半月板の障害

半月板が損傷して関節の隙間に挟まると、膝が一瞬ロックされた直後に急に力が抜ける感覚が生じることがあります。引っかかりや痛みを伴う場合は、半月板の損傷が関与している可能性があります。

膝蓋骨の不安定性

膝のお皿(膝蓋骨)が正常な軌道からずれやすい状態にあると、膝を曲げた姿勢から動き出す際に力が入りにくくなったり、膝が崩れるように感じたりすることがあります。

考えられる病気

前十字靭帯(ACL)損傷

膝崩れの原因として最も重要な疾患です。前十字靭帯は膝の前後の安定性を担っている靭帯で、損傷すると膝が前方にずれやすくなり、方向転換やひねり動作の際に膝崩れが生じます。損傷を放置すると半月板や軟骨への二次的なダメージにつながることもあります。

後十字靭帯(PCL)損傷

膝の後方の安定性を担う靭帯で、転倒時や膝をぶつけた際に損傷することがあります。坂道を下る時や階段を下りる時に膝が不安定になるケースが見られます。

変形性膝関節症

変形が進行すると関節の安定性が低下して、歩行中に膝崩れが起きることがあります。筋力低下が伴っている場合はさらにリスクが高くなります。

半月板損傷

半月板の損傷によって膝関節のクッション機能や安定性が低下して、膝崩れの一因となることがあります。引っかかりやロッキング(急に膝が動かなくなる状態)を伴う場合は、半月板の損傷が疑われます。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨が外側にずれることで、膝に力が入らない感覚や膝崩れが生じます。10~20代の女性に比較的多く、一度脱臼すると反復しやすくなることがあります。

膝に力が入らなくなる時の検査

徒手検査

診察室で医師が膝を動かして靭帯の緩みや不安定性を直接確認します。前十字靭帯の評価にはラックマンテストや前方引き出しテストなどが用いられます。

ラックマンテスト

膝を軽く曲げた状態で、脛骨を前方に引き出すように力を加える検査です。前十字靭帯が損傷している場合、健側と比べて脛骨が大きく前方にずれます。

前方引き出しテスト

膝を90度に曲げた状態で、脛骨を前方に引き出すように力を加える検査です。ラックマンテストとあわせて行うことで、前十字靭帯損傷の評価精度を高めます。

レントゲン検査

骨折の有無や関節の変形を確認します。靭帯損傷に伴う骨の剥離がないかも評価します。

MRI検査(近隣の画像診断クリニックで実施)

靭帯の損傷の程度や範囲を正確に把握できます。前十字靭帯の損傷が疑われる場合には、半月板や軟骨に二次的な損傷が及んでいないかもあわせて確認します。

エコー検査

靭帯の腫れや関節内の水の貯留、筋肉の状態をリアルタイムに確認できます。膝崩れの原因が筋力低下にあるのか、靭帯の不安定性にあるのかを判断する際にも活用しています。

膝に力が入らなくなる時の治療

膝崩れの治療は、原因が靭帯損傷にあるのか、筋力低下にあるのか、あるいはその両方かによって方針が異なります。当院では、検査結果をもとに以下の治療を組み合わせて対応しています。

リハビリテーション

大腿四頭筋やハムストリングスの筋力を強化して、膝の安定性を回復させることが治療の基本です。当院の理学療法士が、手技を中心としたプログラムでバランス訓練や筋力トレーニングを段階的に進めていきます。

装具治療

膝の不安定性が強い場合には、サポーターやブレースなどの装具で膝を補助しながら生活やリハビリテーションを続ける方法もあります。装具の種類は症状や活動レベルに応じて選択します。

再生医療(PRP療法)

靭帯や周辺組織の損傷に対して、ご自身の血液から抽出した成分で修復を促す再生医療も選択肢の一つです。手術を選択しない場合や、リハビリテーションとの併用で回復を目指す場合に検討します。

手術が必要な場合

前十字靭帯の完全断裂でスポーツ復帰を目指す場合など、手術(靭帯再建術)が必要と判断した場合は、連携する基幹病院へご紹介しています。術後のリハビリは当院で対応可能です。

ACCESS

〒530-0001

大阪市北区梅田1-8-16
ヒルトンプラザイースト5F

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阪神本線「梅田」駅より徒歩すぐ

診療時間 月 火 水 木 金 土 日
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15:00-15:30完全予約制
15:30-18:30

受付時間は診療終了の15分前、初診は30分前となります

  • …保険診療
  • …16:00-19:00
  • …完全予約制(自費)・
    変形性ひざ関節症に対する専門外来・再生医療
  • ※リハビリテーションは保険診療15:00-19:00

休診日水曜午前、土曜午後、日曜・祝日

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